旧西田川郡役所

1881(明治14)年、初代県令の三島通庸の命によって建てられました。大工の棟梁は石井竹次郎と鶴岡出身で西洋建築を学んだ高橋兼吉です。兼吉は旧西田川郡役所以外にも多くの擬洋風建築を手掛けた庄内随一の棟梁でした。

建物は中央玄関に突出したバルコニーと中央に塔屋・時計台がついた、高さ20メートルの擬洋風建築で、玄関ポーチの柱脚台や釣り階段などにルネッサンス様式がみられます。当時、桑植付けに対する貸付、繭糸品評会の開催や養蚕指導を行っていました。

[国重文]

〒997-0036 山形県鶴岡市家中新町10-18(致道博物館内)

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